意外と知らないコピー機の基本!インクとトナーの違いとは?

現在、コピー機の導入を検討中のみなさま、どれを選べばいいか迷ってはいませんか?コピー機と一括りにいていますが、メーカーはもちろん機能も様々です。

例えば、コピー機の中にはインクカートリッジ式のものやトナーカートリッジ式のものがあります。正直、「インクとトナーに違いがあるの?」と分からないものです。

そこで今回は、そんなコピー機の基本!インクとトナーの違いについてご紹介したいと思います。また、今更聞けないコピー機のQ&Aについてもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

1.インクとトナーの違い

冒頭でお伝えした通り、コピー機にはインクカートリッジ式のものとトナーカートリッジ式のものが製造されています。正直、インクとトナーに違いはあるのでしょうか?

インクカートリッジ式

インクカートリッジとは、液状のインクを容器(カートリッジ)に充填しているもの。一般的に、みなさまがご家庭で使用されているコピー機の多くはインクカートリッジ式かと思います。そんなインクカートリッジ式には、大きく2つの印刷方法が使用されています。

  • インクを用紙の表面に付着させるもの
  • インクを用紙自体に浸透させるもの

大きな違いというのはありませんが、一般的にインクを用紙の表面に付着させる方が印刷速度は速く。反対に、用紙に浸透させるものは色合いが綺麗に出やすいと言えます。

トナーカートリッジ式

トナーカートリッジとは、トナーと呼ばれる粉状の顔料を容器に充填しているもの。これは静電気を利用し、顔料(粒子)を用紙に付着させることで印刷することができるというものです。

主にレーザープリンターと呼ばれるコピー機で利用される印刷方式の1つ。基本的に、トナーカートリッジ内には黒鉛など単色のみが充填されている為、文字のみなどの資料の印刷向きと言えます。

上記から、カラフルな印刷にはインクカートリッジ式、黒色などの単色の印刷にはトナーカートリッジ式が力を発揮することが分かります。

2.インクとトナーの特徴

インクとトナーの違いについては、ご理解いただけたと思います。ここまででは、オフィス向きにはインクカートリッジ式よりもトナーカートリッジ式の方が向いている印象を受けます。では、両者の特徴についてもう少し詳しく見ていきましょう。

インクカートリッジ式

インクカートリッジと一括りにしていますが、そこには「染料インク」と「顔料インク」の大きく2種類が存在しています。以下に、染料と顔料、それぞれの違いについてまとめました。

  • 染料…光沢ある印刷に向いている
  • 顔料…長期保存の為の印刷に向いている

まず、染料インクは色調や発色にこだわって作られたもの。その為、写真やグラフィック画像など、より質の高い印刷向きと言えます。その反面、染料インクは乾きにくく、また滲みやすいという特徴も。大量印刷には向かないインクと言えます。

次に、顔料インクは速乾性と色の定着性に注目して作られたもの。その為、耐久性・耐水性が高く、プレゼン書類や会計書類など大量印刷向きと言えます。その反面、色彩はどうしても出にくく、美しい印刷物が必要な場合には不向きなインクです。

トナーカートリッジ式

トナーカートリッジは、インクカートリッジに比べて高速印刷向き。これは、先述した通り、トナーカートリッジが静電気を利用しての印刷方式を採用している為と言えます。また、トナーカートリッジ自体が大型な為、資料印刷など大量印刷にも向いています。

しかし、インクカートリッジと比べて単価が高いという特徴も。高速・大量印刷はできるものの、使用し過ぎれば経費の増大に繋がる危険性があるでしょう。また、インクのような耐久性・耐水性はありません。一時的な印刷ならまだしも、長期保存には向かない印刷方式なのです。

長く美しい資料を残したいのであればインクカートリッジ式、一時でも大量の資料が必要なのであればトナーカートリッジ式ということでしょう。ぜひ、みなさまそれぞれの利用目的に合わせて、インクとトナーを選んでみてください。

3.今更聞けないQ&A

ここまでコピー機のインクとトナーの違いについてご紹介してきました。このように、コピー機については知っているようで知らないことが多いもの。そこで、「今更聞けないQ&A」ということで、いくつかよくある質問を見ていきたいと思います。

  1. 互換インクって何?
  2. 残量検知機能って何?
  3. インクに消費期限はあるの?
  4. カートリッジにあるICって何?
  5. 純正と他社製品が混ざるとどうなるの?

1.互換インクって何?

互換インクとは、他社メーカーが純正メーカーの基準に合わせて製造したインクカートリッジのこと。製造している他社によるものの、基本的には純正とそれほど変わらない品質・安全性を保っていると言えます。

ちなみに、互換インクの他には、純正カートリッジ(使用済み)にインクを再充填している「リサイクルインク」、詰め替え専用の「詰め替え用インク」なども。どれも純正より安いものなので、インク代節約にはおすすめです。

2.残量検知機能って何?

残量検知機能とは、コピー機がインクカートリッジのICチップからデータを読み取り、インク残量を検出するというもの。一般的に、インクカートリッジのICチップには、それぞれ印刷限界枚数と印刷枚数(現在の)が記録されており、そこからインク残量を逆算することができるのです。

ただ、残量検知機能では、実際にインク残量を計っている訳ではありません。その為、「インク残量が少なくなりました」と表示されていても、実際にはインク残量に余裕がある場合もあるので、鵜呑みにするのは注意が必要です。

3.インクに消費期限はあるの?

インクにも消費期限は存在しています。メーカーや純正品、互換品やリサイクル品などにより差はあるものの、新品であればおおよそ「5年間」ほど保存することが可能です。

ちなみに、長期保存(5年以上)のインクカートリッジは、インクが劣化し粘土が高くなっていることがあるため使用はおすすめできません。コピー機の目詰まりや故障などのリスクが高まります。

4.カートリッジにあるICって何?

ICチップとは、集積回路(記録・演算機器)のこと。様々な機器に設置することで、必要な情報を記録したり解析したりする役割を果たします。

例えば、インクカートリッジに利用されるICチップは、主にインク切れを知らせるためのもの。印刷限界枚数を記録し、そこから印刷枚数を逆算することでインク切れのタイミングを予測することを可能としたものです。

5.純正と他社製品が混ざるとどうなるの?

基本的に、純正と他社製品のインクは混ぜないことをおすすめします。これは、インクに使用されている顔料や染料の相性によるもの。混ざり具合によっては、全く異なる色合いが出る可能性があります。

もちろん、中には純正に混ぜても問題ない他社製品も存在しています。ただ、できることなら同一メーカーのインクの使用、または完全に使い切ってから新しいカートリッジに交換することをおすすめします。

日本ではどうしても「純正=良いもの」という印象が強く、互換インクなどが低く見られがちです。ただ、十分な品質と低価格ということで見れば、互換インクなどの方が純正インクよりもおすすめ。むしろ、オフィスなどで大量印刷を考えているのであれば、互換インクを選んだ方が断然お得!でしょう。

4.印刷設定からインク代節約!

オフィスなどでは、毎日大量の印刷が行われます。コピー機のインク代というのは、意外と経費に重くのしかかるもの。そこで、コピー機の印刷設定からできる、インク代節約術をご紹介しましょう。

  1. 集約印刷
  2. 両面印刷
  3. 製本印刷

1.集約印刷

数ページ分を1枚に印刷するという印刷設定。オフィスなどでコピー機を利用する場合、数ページ分を何十部と印刷することも珍しくないと思います。そんな時、大きめの用紙に4ページ分、1度に印刷してしまえる「集約印刷」はインク代節約に効果的と言えます。用紙代の節約にもおすすめです。

2.両面印刷

一般的に用紙代節約に活用される印刷設定。1枚の両面(表、裏)に2ページ分を印刷するというもの。先述した集約印刷は文字や図が小さくなりがちですが、この両面印刷であればそんな心配もありません。ちなみに、集約印刷を併用することも可能!片面2ページ(集約印刷)で両面印刷にすれば、節約だけでなく見やすさも保たれます。

3.製本印刷

集約印刷の1枚に数ページ印刷する機能、両面印刷の1枚に両面印刷する機能を合わせ、なおかつ小冊子を製作するという印刷設定。一般的に、資料製作で大量印刷する際、製本作業は人の手で行う必要があります。インク代も気になりますが、この製本作業の手間も大きなもの。製本印刷であれば、節約も手間も省けるのです。

コピー機を使用し、単に印刷するだけというのでも十分かと思います。ただ、少し使い方を変えてみるだけ、意外とコピー機のコスト削減や手間削減に繋がるもの。一度、お使いのコピー機を十分に使いこなせているのか、確認してみてはいかがでしょうか?

5.まとめ

今回は、コピー機の基本!ということで、インクカートリッジとトナーカートリッジの違いについてご紹介しました。写真のように美しいものを長く残したいのであれば「インクカートリッジ」。反対に、大量の資料を一時だけ必要というのであれば「トナーカートリッジ」がおすすめと言えます。

また、オフィス内でコピー機を日々利用している方は多いはず。その反面、コピー機の機能を十分に使いこなせていない方も多いものです。コピー機には、便利機能から節約に役立つ機能まで様々。使いこなせれば、インク代や用紙代など、コピー機の運用コスト削減に効果が期待できます。

ぜひ、コピー機を十分に使いこなし、必要な質の印刷を必要な分だけ行い、上手な節約に繋げてみてください。


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